● 今度はワンクリック詐欺の違法な部分を説明していきます。(スクリーンショットは全てクリックで別窓拡大します)
・私は18歳以上で規約に同意します。私(個人)所有のコンピュータです。
● まず年齢認証から始まりますが、詐欺業者にとってはこちらよりも「規約に同意します」の方がメインです。画面下の細かい文字で記載されている部分を読めば「有料アダルトサイト契約で○万円かかる」事が記載されていますが「特定商取引法第14条」では、一目で「有料アダルトサイト契約で○万円かかる」事が分かるようにしなくてはいけません。従ってこれは違法です。
クリック →「特定商取引法第14条」
●「私(個人)所有のコンピュータです」の部分に関しては、トロイの木馬を使ったワンクリック詐欺のなごりで、この場合はあまり意味がありません。
クリック →「電子計算機損壊等業務妨害罪」
● なお仮に18歳未満が登録したとしても、通常詐欺業者側としてはお金取る気満々な規約となっています。
クリック →「電子計算機損壊等業務妨害罪」
● なお仮に18歳未満が登録したとしても、通常詐欺業者側としてはお金取る気満々な規約となっています。
● 続いて「あなたの個人情報収集中」的な表示が出ますが、これはただのハッタリです。
●「有料アダルトサイト登録ありがとうございます。金払え」画面が出ますが、契約内容の再表示(特に「有料アダルトサイト契約で○万円かかる」と言う部分)と、間違ってボタンを押した場合のための再確認をしていません。従って「電子消費者契約法」に違反しています。
● なお「電子消費者契約法」では、サイト運営側からメールなどで「申し込み承諾」が利用者に届いた時点で初めて契約成立となるため、この段階では契約自体が成立していません。
● 最後にこの手の詐欺では接続IPやプロバイダ名などを表示して「支払わなければこれらの情報を元に、自宅や勤め先に請求ハガキを送りつける」などの脅し文句がついてくるケースがほとんどですが、接続IPなどが分かってもあなたを特定する事は出来ませんので安心してください。」
● こういう時の詐欺業者への対応としては、連絡しない・支払わない・無視が基本です。あなたが連絡を取らない限り相手はあなたを特定出来ません。またうかつにお金を支払うと詐欺業者の「カモリスト」に登録されて、他の架空請求に悩まされる事になります。