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ワンクリウエアを使ったワンクリ詐欺の対応法



● 今度はワンクリウエアを使ったワンクリック詐欺の違法な部分を説明していきます。これに関しては親切(?)な詐欺師の人が、わざわざ説明文を作ってくれているのでこれをベースに説明したいと思います。(スクリーンショットはクリックで全て別窓拡大します)


【1ページ目】ご利用意志の確認


① 私は20歳以上で、今使っているパソコンは自分のもので他人や会社のものではありません。

● まず年齢認証から始まりますが、詐欺業者にとってはこちらよりも「会社のものではありません」の方がメインです。これは「電子計算機損壊等業務妨害罪」回避のためです。
● なお仮に未成年が登録したとしても、詐欺業者側としてはお金取る気満々な規約となっています。

② ダウンロードページに進むには、錯誤が無いようにサイトの利用規約に必ず同意した上で進みます。

● 規約を細かく読んでいけば確かに「有料アダルトサイト契約で○万円かかる」事が記載されていますが「特定商取引法第14条」では、一目で「有料アダルトサイト契約で○万円かかる」事が分かるようにしなくてはいけません。従ってこれは違法です。

クリック →特定商取引法第14条

③ 私は上記確認と利用規約に同意した上で、動画ページへ進みます。


【2ページ目】ご利用意志の再確認


① 私は20歳以上で、今使っているパソコンは自分のもので他人や会社のものではありません。

② ダウンロードページに進むには、錯誤が無いようにサイトの利用規約に必ず同意した上で進みます。

③ 私は上記確認と利用規約に同意した上で、動画ページへ進みます。

● ①②の内容を再確認しているのは「電子消費者契約法」で、契約内容が間違えていないか再確認する必要があるからですが、ここでも一目で「有料アダルトサイト契約で○万円かかる」事が分かるようになっていないため、形式だけ電子消費者契約法に則っているだけで、これも違法です。

クリック →電子消費者契約法

④ 有料コンテンツのダウンロード確認ウィンドウで、「実行」を押す。


・ワンクリウエア(htaトロイ)のダウンロード&実行


● ここで「ワンクリウエア(デスクトップの消えない請求書の元凶)」と呼ばれるトロイの木馬に感染する事になります。

● 以前はウイルスに対する罰則が無いに等しかったのですが、2011年7月から「ウイルス作成・提供罪、ウイルス保管罪」が施行されたため、この行為も今後は法的に取り締まりの対象となると思われます。



お客様のご意志と利用規約への同意を確認の上、動画のダウンロードにて、当サイトご利用が再確認されましたので、会員登録が完了します

●「電子消費者契約法」では、サイト運営側からメールなどで「申し込み承諾」が利用者に届いた時点で初めて契約成立となるため、このような「自動登録後払いシステム」なるものは成立しません。

クリック →電子消費者契約法


・デスクトップに「消えない請求書」出現!


● 最終的にはデスクトップの「消えない請求書」を消して欲しかったら、金払え!と言った形での、あなたのパソコンを「人質」に取った形での脅しとなります。

● こういう時の詐欺業者への対応としては、連絡しない・支払わない・無視が基本です。あなたが連絡を取らない限り相手はあなたを特定出来ません。またうかつにお金を支払うと詐欺業者の「カモリスト」に登録されて、他の架空請求に悩まされる事になります。


● 最後に「消えない請求書(ワンクリウエア)」の駆除に関してはこちらを参照してください。

クリック →ワンクリウエア駆除方法
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